皆さん、こんばんは~
東京都江東区より、レクサスSC430にお乗りのお客様からヘッドライトリペアのご依頼になります。先日、LINEよりヘッドライトの劣化にお悩みのご様子で当店にご相談を頂きました。
LINEより画像を添付して頂いておりまして、、、
今回、お客様が気になっておりましたのは、、、
お話によりますと以前、他店様にてヘッドライト磨きを施工してもらったようですが2~3カ月後にこの様な状態になってしまったとの事です。恐らくクリア塗装されて数年が経過してヘッドライト表面に黄ばみの発生が見られた事でヘッドライト磨きをお願いしたのだと思いますが、その時に磨いた事でコート剤が剥がれたと言うよりも既に劣化が始まっていて徐々にクリア塗装被膜が剥がれてしまったのだと思います。クリア塗装はコーティングの中では、仕上り・耐久性に優れますので数か月程度で劣化が始まると言う事は殆どありません。(下地処理が確りとされている事が前提です・・・) 仕上り・耐久性に優れるクリア塗装ですが、デメリットを挙げるとすれば被膜の剥がれのリスク・劣化時の再施工性に若干難ありでしょうか・・・本来、クリア塗装の様にコート剤を吹き付けるタイプは、ヘッドライトの脱着が必須となります。車両に着いた状態では確りと端部分まで足付けが出来ず、密着不良を起こす恐れが御座います。新車時のコート剤と同じくクリア塗装・UVコート等のハードコートは、コート層に膜厚が確保出来ますので、紫外線からの保護効果が高い為に再度劣化が見られた場合でも素材自体(ポリカーボネート)にダメージが入ってしまうリスクをガラスコーティング等の簡易施工に比べ、大幅に軽減する事が出来ます。(劣化が進行して余りに長期間経過してしまうとコート剤の剥がれてしまった部分は、素材にダメージが蓄積してしまいます)今回のSC430のヘッドライトも素材に深いダメージはさほど見られず・・・
ただ、作業を進めて行くと・・・
クリア塗装した時にも今回と同じ様にヘッドライト上部から劣化が進行して新車時のコート層が無くなってしまった状態だったという事が分かるのですが、クリア塗装した時に新車時のコート層を確りと除去しないでクリアを塗ってしまっておりますね・・・(;^ω^) 左側から素材自体(ポリカーボネート)の層、真ん中が新車時のコート層、右側が前回塗装されたクリア層ですが、真ん中の線(左側)が、途中から無くなっているのが確認出来ます。ヘッドライト上部は素材の上にダイレクトにクリア塗装被膜が乗っかっている事が分かります。本来、この施工方法はNGです・・・( ;∀;) ヘッドライトリペアをする際は、必ず劣化した新車時のコート層は全て除去しなくては行けません。塗装されてしまった後は、お客様にはこの様に中の状態は分からないですからね・・・
新車時のコート層も全て剥離して再コートして行きます。
どうしても、ヘッドライト内部の経年による曇りの為に施工後の白濁り感が残ってしまいますが透明度は回復します。
ヘッドライトリペアには、ヘッドライトの状態・お客様のご要望によってもお勧め出来る幾つかの施工方法が御座います。ヘッドライトの劣化にお悩みでしたらお気軽にご相談下さい。
当店にご依頼有難う御座いました。<(_ _)>